暑さがやわらぐと、覚王山は歩くのが気持ちのいい季節を迎えます。お屋敷の庭では木々が色づき、日泰寺や参道では秋の行事が続きます。この記事では、覚王山とそのまわりで紅葉を楽しめる場所と、秋に開かれる行事をまとめました。散歩の計画に役立ててください。
紅葉を楽しめる場所
揚輝荘 ― 池のまわりのモミジ
覚王山の紅葉といえば、まず揚輝荘です。名古屋市観光情報「名古屋コンシェルジュ」によると、園内ではイロハモミジなど約100本の木々が秋を彩り、北園の庭と南園の聴松閣のまわり、それぞれで紅葉を楽しめます。見ごろの目安は11月下旬から12月上旬です。
北園は池のまわりを歩く池泉回遊式の庭で、揚輝荘の公式サイトでも「山桜、新緑、紅葉、落葉」と四季の景色が紹介されています。北園は無料で入れるので、散歩の途中に気軽に立ち寄れるのがうれしいところです。
秋にはお茶会も開かれます。2026年は「秋風茶会」が、10月17日(土)に北園の白雲橋付近での野点、10月25日(日)に伴華楼の茶室、10月31日(土)に南園の庭での野点と、3回予定されています(いずれも一席700円、当日9時30分から会場入口で先着順に受付)。揚輝荘の見どころは揚輝荘の記事で詳しく紹介しています。
爲三郎記念館 ― 茶室から眺める庭
池下寄りにある古川美術館の分館・爲三郎記念館は、数寄屋造りの邸宅と日本庭園を公開しています。公式サイトのよくある質問では、秋は「紅葉が庭を彩り、茶室からの眺めが一段と深まります」と紹介されています。庭にはヒノキやモッコクなどの常緑樹を背景に、モミジやドウダンツツジが植えられています。
館内のカフェ「数寄屋 de Café」では、庭を眺めながらお茶をいただけます。建物と庭の歴史は爲三郎記念館の記事をどうぞ。
平和公園 ― 並木とメタセコイア
日泰寺の東に広がる平和公園は、春の桜で知られる場所ですが、秋にも見どころがあります。名古屋市東山動植物園のブログでは、公園北部の「メタセコイア広場」へ続く道のトウカエデが赤く色づき、秋が深まると落ち葉が歩道に敷きつめられる様子が紹介されていました。広場にはケヤキもあり、黄色やオレンジの葉が楽しめます。広場の名前にもなっているメタセコイアは、落葉する数少ない針葉樹で、秋には赤褐色に変わります。
公園は広く、坂道も多いので、歩きやすい靴で出かけましょう。公園の成り立ちや歩き方は平和公園の記事にまとめています。
秋の行事
紅葉が始まる前から、覚王山では秋の行事が続きます。毎年の行事と、2026年に予定されているものを分けて紹介します。
毎年の行事
- 日泰寺 秋季彼岸会(9月下旬):一週間にわたって彼岸供養が営まれます
- 城山八幡宮 例祭(10月15日):神社でいちばん大切な、年に一度の祭典です
- 城山八幡宮 献茶祭(10月23日):神前でお茶を点てて供える祭典で、お祝いの茶会も開かれます
- 城山八幡宮 七五三詣(9月〜12月):神社では9月から12月を七五三詣の時期として案内しています
- 日泰寺の縁日(毎月21日):秋の散歩とあわせて出かけるのもおすすめです
2026年に予定されている行事
- 日・タイ文化フェス2026(10月3日・4日):日泰寺の境内で開かれる、日本とタイの文化交流のお祭り。入場無料で、ムエタイやタイ舞踊のステージ、タイ料理の屋台などが並びます
- 日泰寺 お楽しみ寄席(10月10日):境内の普門閣で開かれる落語の会。チケット制です
- 覚王山秋祭2026(10月31日・11月1日):日泰寺の参道がアートクラフトや屋台、ステージでにぎわう、商店街のお祭りです
日泰寺の一年の行事は日泰寺の年中行事、秋祭の詳しい内容は覚王山秋祭の記事、毎月21日の縁日は「弘法さん」の記事で紹介しています。城山八幡宮については城山八幡宮と末森城址の記事をどうぞ。
秋の覚王山を歩くヒント
- 紅葉の色づきは、その年の気温で前後します。お出かけ前に各施設の発信を確かめると確実です
- 揚輝荘は月曜日(祝日の場合はその直後の平日)がお休みです。爲三郎記念館も月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)と展示替えの期間が休館です
- 行事の日は参道が混み合います。地下鉄で出かけましょう
駅から揚輝荘、日泰寺をめぐって池下まで歩く道順は、半日散歩モデルコースが参考になります。秋の日差しのなか、ゆっくり歩いてみてください。
行事の日程や内容は変わることがあります。お出かけ前に各公式サイトで最新の情報をご確認ください(2026年9月確認)。
